1950年代 エリア・カザン -

1954 波止場

投稿日:2018年1月17日 更新日:

『波止場』
ギャングたちが教会を襲う場面で、教会の外で木の棒で地面を叩き続けるギャングたち。この音をきっかけにレナード・バーンスタイン作曲の音楽が鳴り始め、騒動を盛り上げます。

物語上は、ここでギャングたちが地面を叩く意味などなく、不思議なショットです。しかし、音楽のきっかけとして実に見事な効果をあげていると思います。

映画史に残る名作との評価を与えられている本作には、タクシー車内の兄弟の会話シーンや、ラストシーン、マーロン・ブランドの演技など見どころがたくさんありますが、冒頭の導入部など、バーンスタインの音楽にも注目したい作品です。

『波止場』On the Waterfront

監督:エリア・カザン
音楽:レナード・バーンスタイン

テリー:マーロン・ブランド

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